2023年02月26日

繍眼児祭り

 先日のカワヅザクラの咲く公園に今日も行ってみたが、満開を過ぎていたようだ。一部の木ではやたら花が散っていたが、どうも不自然だった。花びらが舞ったのではなく、花そのものが無数に落ちているのだ。別の木だったが、大きな緑色の鳥が一羽飛んできたのが見えた。ワカケホンセイインコだ。姿は見えないが葉陰に隠れて、キーキー鳴いている。花が散ったのはコイツの仕業に違いない。庭にカワヅザクラのある東京の友人宅では毎年被害に遭っている。曲がった嘴で花ごとちぎり取り、蜜を吸って捨ててしまう。その作業速度がやたら速いので花たちはかなわない。
 午後の人の多い日曜の公園では、大挙してワカケホンセイインコがやってくる様子もなく、カワヅザクラにはメジロが多数やって来ていた。メジロは漢字で「繍眼児」と書く。目のまわりだけに刺繍されたような白い羽毛がある児(小さいもの)という説のようだ。今回はメジロ目当ての撮影で大当たりだった。多数来ては花の蜜を吸い、花から花へと飛び回るのだが、動きが速すぎてまともに捉えるのが難しい。連写で相当の数を撮ってもほんのちょっとの成果であった。しかし、久々に鳥撮影ができて満足できる時間を持てたのが幸いであった。(SONY a7R3)


このメジロをウグイスと勘違いしている人が結構多い


可愛らしいのだが、よく見れば目がきつい


さかさまになって蜜を吸うのが得意技


ちょっとおすましした様子が可愛い


おっと、何か目当てがあるのか狙っている様子だ


羽ばたいた瞬間はこれ一枚のみであった、それもブレブレ

早咲きの 桜盛りて 蜜吸いに
小さきメジロ 春先取りて