2023年02月28日

地元スーパー閉店

 地元のスーパーがまた一軒閉店することになった。食材が格安で評判の店だったが、おそらく建物の老朽化と競合他社の関係で撤退することになったものと思われる。元々は約50年前に開業した「忠実屋」という食品、雑貨、衣類、文具などすべてを扱った4階建てのスーパーであった。私が越してきたころにはすでに忠実屋として存在していた。それがやがてダイエーに吸収され1階の食品売り場のみとなった。それも10年と経たないうちに現在のタイガに入れ替わることになった。2階は100円ショップのセリエになり、後に一部でフィットネスクラブも始めた。それが昨年末に2階部分が撤退し、この3月にはスーパーも撤退することになったのだ。他のスーパーとしては駅ビルのごく小規模な食品スーパーと駅から10分ほど離れた生協スーパーがあるのみだ。
 競争と採算の原理で出店か撤退かを決定するのはやむを得ないが、地元民の我々には不便になっていく。以前にも書いたが、高齢化が進めば高齢者が利用しやすいスーパーでなければいけない。従前の忠実屋のような中規模のスーパーがいい。そこへ行けば衣食住のほぼすべてが揃っているのが理想だ。当時は上りのエスカレーターしかなかったが、下りもあれば文句なしだ。歩きか自転車でちょっと行かれ、店内はそんなに歩き回る必要もない程度の広さでいいのだ。広大な敷地と店舗で若者向けのものばかり売っている大手スーパーやショッピングモールはもうこりごりだ。身近なスーパーを地元に戻してほしいと願う古希2歩前の年寄りが痛感する。(PowerShot G7X2)


3月21日でこのスーパーともお別れだ


裏側から見た店舗ビル


閉店を知らせる貼り紙


いつも店先に売り出しの野菜や果物を置いている


レジの稼働数も減らしてきている


「忠実屋」だったころの名残を建物のあちこちに見うけられる


スーパーの前には3年近く前に閉店したパン屋がまだ名前を残している
また食べたいことしきり

地元から スーパーひとつ また閉じて
あれもこれもと 昔の理想