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梅雨時らしいはっきりしない天気が続いている。雨は降らないとの予報で午後は少し長めの散歩に出る。まだ杖は持っていく。ついでにコンデジも持っていく。あちこちで見かけるアジサイも終わりのときを迎えていて、色褪せ、変色し、何だか哀れを誘うが、枯れても美しいと思う。そして、枯れてもアジサイ自体が死んでしまうわけではない。来年また梅雨空にパッと明るい花を咲かせてくれるのだ。毎年鮮やかな花を咲かせる木々たちに何だか嫉妬する。
人も最後にひと花咲かせることができればいいが、それはごく稀で、徐々に徐々に萎んで枯れて、花を落として、それでおしまいである。アジサイのように枯れてもそれなりの美しさというか輝きを自分自身に感じられることを願いたい。もちろんまだ派手にひと花咲かせることも捨ててはいない。人の人生、どこでピークが来るかなど決めつけることはできないのだ。フランスの詩人が言った「もしも私が神だったら、青春を人生の最後においたであろう」との名言がある。この言葉の賛否はさておいて、人生の頂点はこれからだと思って前を向いていたい、そう思うこのごろだ。(PowerShot G7X2) |
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色褪せ、枯れゆくアジサイたち
それでも美しい
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がんばってひと月以上咲いてきた
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すっかり下を向いてしまったが、こんな姿も愛おしい
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これまでがんばってくれて、ありがとう
来年もよろしく
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ムクゲの花も咲き出した
ムクゲは中国や朝鮮半島のイメージがする
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アガパンサスがアジサイと入れ替えで盛んに咲いている
あちこちの家の庭でも見かける
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別名「紫君子蘭」というがユリ科の花だ
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アガパンサスとアジサイの共演
新旧交代というところか
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タチアオイもてっぺんまで咲いてきた
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ムシトリナデシコが駐車場の隅で楚々と咲いていた
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ランタナが小さな花火のように可憐に咲き続けている
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トケイソウはほんとに時計っぽいといつも感心する
梅雨空に 花見て歩く 午後散歩
終わる前 ひと花咲かせ あらまほし
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