2023年07月30日

土用の丑の日

 35度を超える猛暑日がたびたび襲来する異常な暑さだ。「熱中症警戒アラート」が地元市役所からメールで届く。もうこの暑さにはうんざりだ。こういう暑いときには精が付く食べ物を食べるのがいい。ということで今日は「土用の丑の日」だからウナギを食べる。つもりだったが、叶わなかった。コロナ以来外食を控えている我々夫婦はまだ出歩いて好きなものを食べることはしない。ウナギはスーパーで買うのではなく、しかるべき鰻屋に行って食べたい。だからまだガマンする。
 この「土用の丑の日」とはどういう意味なのか。ちょっと調べた。土用は古代中国の五行説から「土旺用事(どおうようじ)」の略で「土の気が盛んになる期間」とのことらしいが詳しく調べるのはまたにする。年に4回四季の終わりの18、19日の期間が土用となる。今年の夏は立秋までの19日間で7月20日が土用の入りで8月7日が土用の明けとなる。この期間中の丑の日が今日となる。干支は12だから土用の丑の日が2回ある年もあるわけだ。
 なぜウナギかというのは、平賀源内の夏にウナギが売れない魚屋のために、「本日丑の日」と作ったキャッチコピー説があるが、定かではない。丑の日にかけて夏バテ防止にこの時期「う」のつくものを食べるのがいいという。牛、ウナギ、瓜、梅干し、うどんとなる。牛は江戸時代には食べないから、儲けのあるウナギを引き合わせたのかもしれない。せいぜい梅干しとうどんは頻繁に食しているから夏バテ防止になるかもしれない。と自分を慰めておこう。
 午後4時近くになって、多少風が涼しく感じられるころ最寄りの公園へ散歩に出かけた。セミがうるさく鳴いている。近寄ってみると手の届く位置にセミがいた。スマホしかなかったので、そっと近寄って撮ってみたのだった。ほんの少し歩いただけで帰宅すれば汗びっしょりだ。
 夕食後に見た月齢12日目の月が、ピンクに染まった南東の空に浮かび上がってきていた。今日はこの幻想的な景色を見ることができただけで幸せな気分だ。うな重は次の機会に譲ることにしよう。(
SH-51C,SONY a7R3)  


アブラゼミだ
このときは静かにしていた


ミンミンゼミがやってきてけたたましく鳴き出した


南東の空にあと2日で満月になる月が浮かんでいた


雲のかかり具合と夕焼けがほどよい具合だ


西の空は雲が少な目だが、そこそこ焼けていた

騒がしき 蝉も暑かろ 陽傾け
夕焼けに 月も染まりて 土用丑