2023年11月01日

ガリレオ衛星

 東の夜空に木星が光っている。今夜、木星の衛星で代表的な4つが一列に並んで見えると知ってカメラで撮ってみることにした。ズームレンズで300mmまでの望遠だが何とかトリミングすればそれらしきものが確認できた。シャッター速度4分の1秒でもブレてしまう。地球が自転していることを明確にわからせてくれる。
 木星の4つの衛星は、地球の自転など地動説を唱えたガリレオ・ガリレイが1610年に観測した。木星の衛星は95個あると言われているが、この4つのガリレオ衛星をみることができれば十分だ。空気が澄むようになってきたこの季節に夜空を見上げるのもいいものだ。作曲家ホルストの「惑星」はオーケストラによる演奏もいいのだが、冨田勲のシンセサイザーで聞いたのが最初だったので、すっかり魅了された。ジュピター(木星)を含む惑星のメロディーと宇宙船が宇宙空間を旅する様子、飛行士と地球基地なのか交信する表現などシンセサイザーをフルに生かした作品は、壮大な宇宙の広がりや神秘さを体験させてくれる。
 これからますます星がきれいに見える季節になっていくので、冨田勲の惑星を聴きながら、霜月からの夜空を眺めていたい。(SONY a7RM3)


中央の大きな星が木星
近くに斜めに一列に4個並ぶ星が衛星だ
どれがどれだかわからぬが、
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストだ

空冴えて 遠き木星 手にとりて