|
今日の午後の空は澄み渡って静かだった。時折、自衛隊機が飛ぶが静けさを壊すほどのものではない。半分の月がすでに空に浮かんでいる。鳥たちも横切っていく。透明感のある空は雲ひとつ入れず暮れるまでの時間を待っているようだ。
先日、同い年の45年来の友人が突然亡くなった。最近ではなかなか会う機会もなく、5年前に会ったのが最後だった。人の死がこうも呆気なくやってきて、心に穴が空いてしまう。悲しみとともにその空虚感、脱力感は何とも表現しがたい。近しい人の死にたびたび接するであろうこれから残りの人生の中では、その死を引きずりつつ、また、突き放しながら、笑顔をつくって生きていくしかないのかもしれない。(SH-M15,SONY
a7R3) |
|