2024年04月02日

桜咲きはじめ

 急に桜が咲きはじめたが、今週はお天気がよくなさそうだ。晴れている今日、近所を散歩がてら桜の様子を見て回った。近くの教会のソメイヨシノは二分咲きといったところか。午後、買い物に行ったショッピングセンターの駐車場には、多分オカメザクラと思われる桜がほぼ満開だった。近隣の桜の名所と言われるところには雨が降りそうにない週末に咲いていれば行ってみたい。
 今年の桜はじらせた挙句あっという間に咲いて散ってしまいそうで撮影するのが難しそうだ。それでも季節の移り変わりを楽しめるこの桜たちを眺めていられるのは幸せなことだ。(PowerShot G7X2)

 機能性表示食品の「紅麹」の健康被害が問題になっている。消費者庁のホームページでは「機能性表示食品」とは「国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出れば、機能性を表示することができる制度」であり、国は審査を行わず、事業者は自らの責任において、科学的根拠を基に適正な表示を行うものだそうだ。つまり、届出すれば、何でもOKということになる。現在、7000件以上の食品が登録されている。
 似たようなものに「特定保健用食品」があるが、「からだの生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含み、その摂取により、特定の保健の目的が期待できる」もので「食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を得て販売できる」、とされている。これも許可制ではあるが、よくよく考えれば、食べ物全体が基本的にからだの健康保持に役立つものであり、わざわざ食品を特定して宣伝するようなものではないだろう。
 人の健康を維持するには、結局はバランスの取れた食事、適度な運動、適切な睡眠が必要なことであり、偏った食事や過度な運動などは健康を害することはわかりきったことである。要は楽をして目的を達成することは、この世の中にはない、ということだ。
 最近の投資ブームもまた然りであり、お金を預ければあっという間に2倍にも3倍にも資産が増える、なんてことはあり得ないのだ。「紅麹」もサプリとして飲むだけでコレステロールが抑えられて痩せることができるなどというのは、危険なものだ。まして、他の成分も入って、腎機能障害を起こすなどはとんでもないことだ。自分で食生活改善の努力をしてもコレステロールなどの悪影響があるのならば、それは医療の分野であり、専門的な医師の治療を受ける必要があるものだ。
 金儲けのみの企業にむやみに「お墨付き」を与えるような「機能性表示食品」「特定保健用食品」は即時制度を廃止して、国民には地道な努力を続けるようにはたらきかけることしかない。


近くの教会のソメイヨシノは毎年ひと足先に咲きはじめている


植えた時期のことなる別のソメイヨシノは今日開花したようだ


道路脇に置かれた鉢植えにはネモフィラも咲いていた


ショッピングセンターのオカメザクラが華やかだ


花が咲いているのを見るだけで心が和み、春を感じられる

咲きはじめ 桜もとめて ブラ散歩
楽をして 得られるものに 「楽」はなし