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春の桜めぐりは何とももどかしい。気候変動やら何やらも影響しているとはいえ、なかなか咲かなかった、と思ったら急に咲き出す。そして、あれよあれよと咲きすすむが、お天気は今ひとつ。雨が降らないのはいいが、どんより花曇りの空模様。すっきりとした青空の下に撮影したいのは山々だが、そうもいかず近所で花見だ。
これまで何度も桜を撮影してきたが、青空の日に撮影できた日はなかなか少ないものだ。桜の季節とはそんなものと諦め、こうした状況も受け入れて花見をするのが心意気というものだろう。所詮、カメラで桜の写真を納めるなどというのは野暮の骨頂であって、一期一会のその年限り、この目で見る花見をするのが最上の所業というものであろう。
しかし、予報ではこの花見の時期は雨の日が多いようだ。まだ、あちこちに出歩けないこの身としては、残された時間もあとわずかであろうから、体力回復と寿命とのせめぎ合いで一回こっきりの桜との出会いをこれからも求めていきたい。まあ、さほどの桜が撮れるわけでもないが、自分が納得できる桜を求めて許される限り、あがいていたい。そんな今日このごろである。(SONY
a7R3) |
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春休み中の近くの私学の小学校の桜が早い
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もう六分咲きといったところか
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民家の桜の木は枝を払ったが咲きはじめている
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教会のステンドグラスが見えるところに桜も咲く
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ぼーっとした桜の色合いにアクセントでネモフィラの青でも
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教会の広場にもかなり咲き進んだ桜がある
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淡い色合いだが、それがいい
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教会の幼稚園脇に咲く桜とお隣の産婦人科病院の建物と
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ちょっと近寄って
花曇り 淡きひとひら 触れてみて
雨ふりの 長き長きの 花見かな
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