2024年05月22日

日落ちて月昇り

 夕焼けを撮るのも久しぶりのこと。日の沈む方角が住んでいるマンションから見える位置まで移動してきた。それと湿度が上がる梅雨も近く、空が焼けて見えるシーズン到来となる。なかなか撮影に出掛けられない身としては、自宅から撮影できるのはありがたい。ちょうど反対側には明日には満月になる月が夕焼けの色味を帯びて昇ってきて、うっすら雲もかかりいい具合だ。こんな空を見られるのがただうれしい。(SONY a7R3)
 
 政治の世界は相変わらず、政治資金の話で膠着している。自民党の国会議員はよほど人には言えない内緒のカネがたくさん必要なようだ。「政治資金」とは一体何を指すものなのだろう。自民党の場合は、「選挙活動資金」以外にはないのだろう。派閥格下議員への勢力拡大のための選挙応援資金や自らの地元選挙民への買収資金にほかならない。あとは自分の資産を増やしたり、優雅な生活を送るための私利私欲でしかない。
 世の中は物価高がさらに進み、春闘の各企業の大幅な賃上げも空しく、物価上昇が上回り、実質賃金減少の傾向は変わらないままだ。なのに、6月からの今回限りの所得税減税の内容を企業は給与明細に明記せよとの「減税をアピール」する政府からの命令だ。企業はシステム改修など無駄な経費がかかることを無理強いされる。この馬鹿げた要求は「増税メガネ岸田内閣」の物腰は穏やかだが、やることがえげつない次期総裁選挙目当ての利己活動でしかない。もううんざりである。自民党が自浄作用を発揮できなければ、他の野党が政権担当は不可能である以上、日本が本格的に沈没していくしかない。危機感を持ってこの日本を立て直してほしいが、きっと現実にならないとわからないだろう。


夕焼けの空が恋しかった


雲の変化とともに織りなす光の演出が見事だ


朧月夜っぽい、月の姿が色っぽい

夕焼けて 東にのぼる 月も染め