2024年09月01日

猫の憂鬱

 8月22日にマリアナ諸島近海で発生した台風10号は、九州南部でうろうろしながら次第に東に移動しながら、日本全国に影響を及ぼし、かつてない長い期間、大雨をもたらした。そして、今日の正午ごろ熱帯低気圧に変わり、今なお雨の影響が各地にある。
 我が街も多くの地区で警戒レベル4の避難指示(土砂災害)が8月30日(金)に出た。今日解除されたが、大雨警報がまだ出ている。今のところ、市内では大きな被害はなさそうだが、今後もこのような台風が頻繁に発生するかもしれないとなると、日本へのダメージが大きくなるだろう。
 ただでさえ食料自給率の低い日本は、米さえ危うい状況がさらに悪化するかもしれない。自民党総裁選挙が今月行われるが、出馬予定の顔ぶれはいずれも今後の日本を担えそうな人物は皆無だ。いわんや野党においてをや、だ。誰にくっついたら、一番得かどうかしか考えていない、猿山の猿たちにすぎない。
 先の見えない気候変動も含め、世界のリーダーたちの不在が災害と戦災を常態化させ、人類の破滅を加速化させている。人類の破滅はもしかしたら、地球環境にはプラスの影響かもしれないが、そこまで人類の英知を卑下したくもない気持ちもある。何とかこのカオスを抜け出す道はないのか。「多分、ないのだろう」と憂鬱にならざるを得ない、今の世の中である。
 朝方、お向かいの猫が窓辺に顔を出していた。最近、あまり見かけることがなくなっていたが、まだ元気なようだ。でも時折見せる物憂げな様子が何だか気にかかる。お互いまだ元気でいたいものだ。(SONY a7RM3)

なんだかちょっと元気がない
何か悩みでもあるのか?

おっ、目が合った

台風の 足ふらつきて 雨長し
向かい猫 窓辺に座り もの思い