2024年10月17日

金木犀香る

 10月の半ば過ぎだというのに、最寄りの気象観測所では26.5度を記録した。夏日である。昨日は比較的快適で体調もよく歩くのが楽で散歩の痛みや疲労感をほぼ感じなかったが、今日は痛みが戻ってきてしまった。この不安定な寒暖差が体にこたえる。健康な人でも対応に苦労するだろうが、私のような持病がある者にはかなりつらい。
 それでも、季節は巡り、金木犀の甘い香りが開け放った扉から香ってくると、季節の移ろいを感じ散歩に出たくなるものだ。ご近所には金木犀を植えてある個人宅や教会などまだまだあって散歩が楽しい。どこからか漂ってくる香りの源を鼻で訪ねていくのも一興だ。オレンジ色の小さな花を見つけると何だかうれしい。そっと鼻を近づけて、甘い香りを思いっきり吸ってみる。深い甘い香りが鼻腔を満たす幸福な感覚を味わえる。仄かな香りも濃厚な香りも秋からの贈り物だ。
 
 世の中は15日に公示された衆議院選挙で関係者たちはたいへんなことだろう。自民党から離れた者、公認を受けなかった者、裏金議員など必死の様相だ。よく言われる「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」だ。選挙のときばかり低姿勢になる哀れなる猿以下の人間どもが滑稽に見えてしかたがない。今のところの世論調査は自公連立政権は過半数割れと言われ、猿どもはため込んだ裏金を総動員しているのかもしれない。それで動かされる地元選挙民がいることが今の世の中、不思議でならない。まっとうな判断で純粋な気持ちで投票できるひとりの国民に戻ってほしいものだ。

 今日は満月でもある。今年地球にもっとも接近する満月で「スーパームーン」とも言われる。どれほど大きいかは実感できなかったが、雲間に見えた満月を撮影しておいた。朧月夜っぽくて、ちょっと秋の風情を感じられたのがよかった。もう夏よさらばだ。(PowerShot G7X2,SONY a7RM3)

ご近所の駐車場脇に植えられた大きな金木犀

ひときわ甘い香りを放っている

古い店舗兼アパートの建物の道路側に芙蓉が咲いていた

公園ではメランボジュームが花盛りだ

公園の脇にも選挙の掲示板が・・・
消去法で残るのは・・・

美容院のツタも少し勢いがなくなってきた

ある個人宅のバラが何とか咲いている

道路拡張のため、家を取り壊しすっかり更地になった古いお宅跡 

ほぼ壊し終わったころの様子 

満月も少し雲がかかっているくらいがいい

その甘さ 香り訪ねて 金木犀
猿たちは ここぞとばかり 頭下げ
もうだめと 切り捨て覚悟 国の民
満月の 光絶え絶え 酒を酌み