|
例年この季節になると、実家の兄が自宅の柚子を届けてくれる。信州の兄嫁の実家にも行き、米や庭になっていた柿などをいただいてきたとのこと。今回はそのお裾分けもある。他にも信州で購入した野菜をいろいろとくれた。
野菜はじめ、さまざまな食材がスーパーでは値上がりしており、ひじょうに助かる。とにかく物価の上昇は近来まれにみる状況であり、気候変動に伴う影響とウクライナ・ロシア戦争の影響がずっと続いているからだろう。今後、トランプ大統領が再就任すれば、物価の高騰にさらに拍車をかけるとも言われている。
わが日本の状況は、経済政策に疎いとされる石破総理大臣では、来年の参議院選も控え、バラマキがメインの物価対策になっていくようだ。少なくとも今の日本に不足しているのは、あらゆる分野での優秀な人材なのだ。
基礎研究をおろそかにしてきた安倍政権により目先の利益に走り、実用一点張りとなってから、日本人が初めて見い出したものはなくなり、ノーベル科学賞からも遠ざかっている。遠い過去の実績に基づく候補者はいても、今後を期待できる若き優秀な研究者は研究費不足で激減しているはずだ。
日本を真に豊かにするには「急がば回れ」で、いつ芽が出るかわからない若き研究者に投資することが日本政府の役割であり、かつ、平和で安全で飢えることのない世界を実現できるのが日本の使命でもあるはずだ。
プーンと香ってくる柚子をそばに置いておくと、心が澄んだようだ。明日からいろいろと柚子などを味わいたいと思っている。(SONY a7RM3) |
|