2025年05月05日

端午の節句

 ゴールデンウイーク中である。NHKでは「大型連休」といっている。そして今日は「こどもの日」であり、「端午の節句」ともいう。久しぶりに連休中に撮影に行ってみたのだった。といってもいつもの公園までである。
 他の季節の行事でもそうだが、地元の商店街やスーパーからは、「柱の傷はおととしの…」とか「屋根より高い鯉のぼり…」などと曲や歌が流れることはなくなった。考えてみれば「柱」「ちまき」「羽織」も日常にはないものになった。鯉のぼりも今では掲げる家はほぼ皆無だ。
 時代に合わなくなったのは間違いないが、私たちが子どもだった時代の童謡の世界が消え去ってしまったのは、やはり淋しいものだ。超少子化の中で生きていく現在の子どもや親はたいへんな時代なはずだ。少数の子どもに託された期待や夢が大きくなっている。
 国そのものが高度成長時代という青年期から、低成長時代になり急速に老化現象を引き起こしている。資本主義的経済の中では当然の帰結なのかもしれない。トランプ大統領は、そんな時代に逆らって「偉大なアメリカを再びつくる」とあがいているが、失敗するのは目に見えている。
 「老後」の国はどう生き延びていくか、先進国だった国々は昔を取り戻すのではなく、世界全体で支え合うシステムをもう一度、平和な中で話し合って作り上げるしかないのかもしれない。奪い合うのではなく、支え合うことを理想にしない限り人類は滅びるのだろう。(SONY a7RM3)


古民家園に飾られた五月人形たち


シランが多く咲いていた


手作りの鎧兜を身に着ける体験だ


菖蒲湯用に売っていた


鯉のぼりが橋の欄干に括りつけられている


小川で遊ぶ子どもたち


いい天気なり公園は親子連れでいっぱいだ


ミズキの花が眩しい


このアカバナユウゲショウがお気に入り


ハナショウブはまだこれからだ


立派なケヤキの大木が目についた


ケヤキも若葉で覆われている


可憐なニワゼキショウもいい


アカツメクサにテントウムシがいた


星のように咲くツルカノコソウ


雲がもう夏っぽくなってきた
ツバメも行き交う

鯉のぼり 下り時代に 逆らえず
こどもの日 無邪気に遊ぶ 子は眩し