2025年05月16日

雨降る前に

 今日はマクロレンズを持っていつもの公園へ行った。明日からしばらく天気が悪い。雨降る前に少しは撮影しておきたい。いまの時期というのは、ツツジも終わり、アジサイも咲く前で見栄えの良い花たちがない状況だ。だから花目当ての来訪者はほとんどいない。
 しかし、さほど華やかではない小さな野の花たちはしっかりと咲いている。そんな花たちが好きだ。元は観賞用として持ち込まれた外来種が多いが、今では日本で野生化して、人に見られるための花ではなくなった。彼らなりに自然の営みの中で変化し、生き延びるための手段として花を咲かせているのだ。だから素朴で美しい。そんな小さな花たちをこれからもそっと眺めていたい。(SONY a7RM3)


ニワゼキショウ、この小さな可愛い花がいい


タンポポの綿毛をまた撮ってしまう


サツキがまだ咲いている
これは人のために咲いているが、充分美しい


アカバナユウゲショウ(ユウゲショウ)
元は外来種で名前の由来はややこしいようだ
ただ小さな艶やかな花が花魁を連想させる


アカツメクサも華やかだ


ハマギク、これは園芸種だ
シンプルさがいい


バラが最後のときを迎えていた
バラの赤がどうしても再現できない


これはイモカタバミのようだ
似たものにムラサキカタバミがある


トキワツユクサ、この三角形の花が印象的ですぐにわかる


ヤマアジサイがそっと咲き出していた


アジサイの葉にカエデの種が落ちていた
かなりあちこちに落ちていた


これは何の花か不明だった
シダの上に落ちていたのだ

花もとめ 草むら歩き 疲れ果て
野の花に ひと風吹きし 皐月午後