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まだ梅雨明けとは発表されてはいない。風も吹かず、ひどく蒸し暑い、熱中症必至の状況である。ときどき訪れる公園ではヤマユリが咲いているという情報を得て、昼食後、氷入り水筒、氷のう、タオル、帽子を用意して行ってみた。
近くの有料駐車場に車を止めて公園に向かったが、すでに汗が吹き出している。ヤマユリの咲く公園の一画に着くと、花は見事に咲いていた。暑さの影響からか、株の数が減り、花の大きさもやや小さい感じだが、昨年に比べると立派に咲いているようだ。
咲いているのが見られてよかった。世間のうわさ話では7月5日に日本で大災害が起きるとの内容だ。ネットで調べるのもバカバカしいが、テレビでも見かけたりする。流言飛語のたぐいだが、一応は気になるものだ。トカラ列島の度重なる地震などもあり、不安を搔き立てる要素は日本の自然環境ではこと欠かない。そんなこともあり、今日無事にヤマユリを見ることができてよかった。
帰るときには暑さといつもの下半身の痛みで疲労がピークになっていたようだ。短時間ではあるがこの環境で熱中症に近い症状が出てしまった。杖を頼りに何とか車に戻り、冷房を強くし、氷のうで頸動脈を冷やして何とか乗り切った。長い夏を乗り切ることが、こんなにも困難な環境の日本になってしまったことを、改めて実感する。そして、自分の体力の衰えを自覚せざるを得ない。年寄りの冷や水ならぬ、年寄りの夏散歩である。(SONY
a7RM3) |
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アップで見るとちょっとグロテスクかもしれない
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花びらの反り具合やシベの赤さが強烈でいい
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時折り、公園の木道を通っていく人がいる
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後ろ姿も好きだ
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ヤブミョウガの花も今が旬でたくさん咲いている
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日陰にあるこのアジサイはまだ色彩をかろうじて残していた
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久々に鳥を捉えた
地元大和市の鳥であるオナガだ
声がうるさくてすぐ見つかる
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来年も無事にこのヤマユリを見られることを、自分の健康も含めて願うばかりだ
山百合を 汗だくで見る 夏木立
災害の 予言はずれて 汗ぬぐう
夏散歩 命かけるか この暑さ
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