2025年09月27日

彼岸過ぎの彼岸花

 久しぶりにデジ一眼を持って撮影に出かけた。といっても隣り街の公園で春には桜をよく撮りに行くところ。今回は彼岸花だ。この公園での彼岸花もたびたび撮影している。
 暑さ寒さも彼岸までというが、確かにひところほどの暑さではなくなったが、今日も充分に暑い。本当に涼しくなるのを待っていると撮り逃してしまう花たちがある。彼らは律儀にほぼ暦どおりに咲いてくれるようだ。
 この公園の彼岸花もちょうどお彼岸のころに咲き出したようだ。今日はほぼ満開といっていいだろう。昨日までが秋のお彼岸だから、タイトルどおりだ。夏目漱石の小説「彼岸過迄」のタイトルは、内容とは関係なく、「元日から始めて、彼岸過まで書く予定」としたことからと冒頭で明かしている。もっともこの彼岸は春の彼岸だが。
 赤い花の他に白い花も多く入り混じって、真っ赤な絨毯のようにはならず、明るくていい。世の中も一色に染まらずに、多様な色彩の花を咲かさねばならない。自由の国に言論を封殺するようなリーダーは不要だ。多様性と寛容さがなくなれば、人は生きる意味を失う。アメリカ国民が本来の自由を求めて、今こそ立ち上がることを期待するばかりだ。(SONY a7RM3)


赤い彼岸花の向こうには白い彼岸花が


座間市かにが沢公園の彼岸花は今が見ごろだ


白い花はまだつぼみもあり、まだまだ咲き続ける


赤や白が入り混じる


花に囲まれる建物はトイレだった


花と花と絡み合って複雑な模様になっている


以前よりも花の数が減ってきたように思われる


たくさん咲いているのがいい


西日を受けてキラキラ輝いている


ケヤキの根元にも咲いていた

 彼岸過ぎ 赤き花咲き 白も咲く
失って 始めて知るは 時遅し