2025年10月12日

神無月・仏も去りて

 10月も中旬になりようやく秋を実感できるようだ。それでも、少し歩けば汗ばみ、半袖で過ごせる状況だ。
 10月といえば神無月であり、日本の神様たちは出雲へ行ってしまい、他の地域には神様は不在だ。永田町では自公連立の公明党が離脱したことから仏教系の宗教団体が支持母体なので、仏も去ってしまったという感がある。
 自民党の総裁選挙は高市さんが当選して、やはり最悪の状況になりつつある。元々公明党は中道であり、右派の象徴のような高市さんとうまくやっていけるわけがない。そのうえ自民党の人事では、政治資金の裏金問題で起訴された萩生田さんを党役員(幹事長代理)に起用してしまう短慮であった。
 日頃、おとなしそうな公明党の斉藤代表が、きっぱりと一線を画す決別の決断をした。創価学会員の党離れが加速している中で必然的な結論なのかもしれない。状況は混沌とし、政局見物だけをしている分には面白いのかもしれない。しかし、誰が次の総理大臣に指名されようとも日本の未来は暗澹たるものしかない。一番迷惑なのは、我々日本国民なのだ。
 高市総理総裁への期待値だけで高騰した株価も連休明けには大暴落する見込みである。これからは日本の民主主義の本気度が試される貴重な時間が続く。一党独裁のような状況から野党との政策協議を重視し、折り合いをつけて、より良い日本の未来像を作り出せねば、日本は終わる。中国に簡単に吞み込まれてしまうだろう。もうアメリカはトランプ後も何の後ろ盾にもならない。
 日本が独自の世界との連携政策を打ち出し、他国からも信頼される国にならなければ、神からも仏からも本当に見放されるはずだ。(SONY a7RM3)


薄曇りの市内のいつもの公園に出かけた
タイワンホトトギスが咲き始めていた


古民家園では柿が色づいてきた


甘い香りを辿り行くとキンモクセイの大木があった


今が盛りのキンモクセイだ


ここのカエデは猛暑酷暑の夏を耐えたようだ


ここにも柿が
でも渋柿であろう


このジョロウグモがよく見られると秋の深まりを感じる


1cm足らずの小さな可憐な花は、ミゾソバだ


シュウメイギクが終わりの時を迎えていた


ユリウス、この毒々しい色彩が魅力だ


一方で「淡紅の秋桜が秋の日の」のコスモスがほっとする


わずかな風で揺れるコスモスが儚げでいい


小春日和になるまで咲いていてほしい


春には黄色の花を咲かせるサンシュユが紅葉し始めていた


季節外れのヤマブキの花が数輪咲いていた


ホットリップスの赤が鮮やかだ


アメジストセージもかなり自己主張して目を引く

神仏 頼みにするも 嫌われて
花も秋 そぞろ歩きて 香り聞く