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久しぶりに電車に乗ってみた。電車に乗る練習である。このところ下半身の痛みがやや緩和しているので、杖を使いながら電車で移動することに挑戦だ。筋力はすっかり衰えており、ごくゆっくりしか歩けない。
2つ先の駅までの小さな旅である。平日の午後なので比較的車内は空いており、空席に座ることができた。「優先席」を使わせてもらった。優先席を使うなど以前は考えられなかったが、年齢と体調からはやむを得ない選択になる。年は取りたくないものだ、と改めて思う。
さて、目的の大和駅に着いて、少しばかり周辺を散歩してみた。相変わらずの古い商店街があったりと、安心するやら呆れるやらで、これでもいいかもしれないと思った。
そして、9年前に建てられた市の施設まで行ってみた。平日の午後2時にしては多くの利用者がいて賑わっていた。しかし、維持費が年間1億3千万円かかる箱モノは、市の財政を圧迫している。評判の悪い市長が何人も続き、今は財政はピンチだ。そんなことを考えながら電車散歩から帰ってきたのだった。(PowerShot
G7X2) |
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駅前のこの昭和な建物は少なくとも60年前からある
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大和駅周辺は32年前に再開発された
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相鉄線が地下化され、地上はプロムナードになっており、骨董市やイベントなどに使われる
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冒頭の建物の裏側も昭和のままである
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新しいと思っていた建物も9年が経過した
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贅沢な空間はお金もかかるものだ
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元々が線路だったころを知っている者には不思議な光景だ
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社長が逃げた本社のあったパン屋の裏側が線路側から見える
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自宅に戻るとき、エンゼルストランペットがたくさん咲いているのに気づいた
電車乗り 杖持て座る 席悲し
年経れど 変わり変わらぬ 我が街で
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