民主党政権の落日 |
2010/12/7(火)
もう誰の目にも映っているはずだ。現在の民主党政権には、日本の国政を任せることはできない、いや、1年前、希望を抱いた国民が馬鹿だったのか。政治のレベルは国民のレベルに比例すると言われるが、しかし、今回の民主党政権は明らかに国民のレベルを大いに下回る劣悪なものだ。期待しては裏切られ、次第に期待もしなくなるが、さらに国民の怒りを買うことしかやっていない。いまだに普天間や政治とカネの問題も引きずり、尖閣諸島や北方領土、北朝鮮などの外交政策も無策だとわかるにつれ、政権担当能力が皆無だったと言わざるを得ない。党内はバラバラで個人個人が好き勝手なことを言っているばかりで与党としての機能もない。すでに政権としては崩壊しているも同然なので、総選挙を実施するしかない。
しかし、自民党が力をつけているかどうかは疑わしい。政界再編ということになるのだろうが、国民はもう待ってはいられない。待ちくたびれたのだ。サブプライムローン問題の2007年、リーマンショックの2008年、景気のどん底の2009年、復調の兆しを見せ始めた2010年、そして2010年の年末に至り、民主党政権は国民の足をひっぱり、復調しかけた経済までたたき潰そうとしている。菅さんは最近声が小さくなって元気がなくなっていると言われるから、「これからはできるだけ率直に国民に直接訴えたい」などと記者会見で言っていたが、そういう話なのかよ、と突っ込みたくなった。とにかくその道の専門家に閣僚になってもらい、政治のプロにこの国の運営はせめて任せたい。素人集団が何百人も集まっても、やはり烏合の衆でしかない。菅政権の落日ではなく、民主党政権の落日であり、日本の落日でもある。 |
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