伊根漁港から離れて、舟屋の裏側、というよりもメインの通りを歩いてみた。右手が海で舟屋側、左手が舟屋と対になっている母屋側である。多くの家屋が板壁になっていて、瓦葺の屋根とともに、この町の落ち着いた佇まいをつくりあげている。その昔、この道路はもっと狭く、傘をさしてすれ違うのがやっとで、舟屋を海側に出して拡幅したそうである。
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