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朽ちかけの舟屋もある。伝統的建造物保存地区ではあるが、舟屋群の保存や活用について、色々と意見があるようだ。町の観光資源としての舟屋の価値と現に漁業を営む人々の思いとはまた違う。町の人口はここ数年、年に100人程度減少しており、今は2,700人ほどだという。懐かしさや抒情的なものだけでは生活していくことはできない。日本の多くの地方が抱えている悩みがこの伊根町にもある。
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